CTコロノグラフィ検査のご案内
CTコロノグラフィ検査とは?
便潜血検査陽性の方、一度大腸検査を受けてみたいとお考えの方で、大腸内視鏡検査にはご不安がある方には、 実際の内視鏡を使用しない「バーチャル大腸内視鏡検査」という別名でも呼ばれているCTコロノグラフィ検査をご用意しています。この検査は、大腸内に炭酸ガスを注入後、64列マルチスライスCTで撮影します。撮影画像を専用ソフトでコンピューター画像処理を行い、大腸の仮想3D画像を作成し、解析し、大腸のがんやポリープ、その他の病変を診断する検査です。CT検査であるため、大腸の周囲の臓器との関係なども観察できます。
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- 仮想内視鏡像
- CT画像から専用ワークステーション上であたかも実際の内視鏡検査をしているような3D画像(残念ながら実際の色調は再現できません)を作成し、任意の視点で大腸内の観察を行います。サンプル画像の中央にあるのがポリープです。
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- 展開図
- 円筒形の大腸を切り開いて、展開した状態で表示観察できます。大腸全体の凹凸を容易に把握することができます。
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- 全体像
- 腸管の膨らみを確認し、狭窄の有無や、腸管全体の走行、位置を確認することができます。
大腸内視鏡検査との違いは?
大腸内視鏡は肛門からカメラを挿入しますが、CT検査の場合は、検査開始時に肛門からチューブを挿入し、チューブから炭酸ガスを送り込みます。
仰向けとうつ伏せで体勢を変えて2回撮影します。大腸内視鏡に比べて検査時間も短く、また検査当日に服用する下剤の量も少なく、体への負担や苦痛が少ないというメリットがあります。
CTコロノグラフィ検査で、ポリープ等の病変が疑われた場合は、必要に応じて改めて大腸内視鏡検査が必要になる場合があります。
高性能CTを用いて少ない被曝で検査が可能です
CTコロノグラフィ検査は仰向けとうつ伏せで体勢を変えて2回撮影します。
64列マルチスライスCTは1度の撮影で多くの情報を記録することができ、最小限のX線撮影で済むことから放射線被曝について体に影響を与えないレベルとなっております。
(春日クリニック調べ)
ご予約・お問合せ
検診で便潜血陽性の方、便通異常、腹痛などの症状があり外来受診の方に保険診療としてCTコロノグラフィーを選択していただくことが可能です。ご希望の方は、再・精密検査 外来診療センターを受診してください。
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